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舞台や展覧会など、さまざまな鑑賞活動の記録を綴る。タイトルとの関連はありません。


by turujun
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2009年 08月 23日 ( 1 )

私の中のイデビアン・クルーというと、結構大き目の劇場で公演を行う人たち…という印象だったのだが、今回はなぜかちょっと都心からちょい外れたところにあるにしすがも創造舎での公演。この会場は今年から始まったフェスティバル・トーキョーの会場としてもおなじみ。

公演が行われる場所は、これまでにも何度も足を運び、場内も分かっていたはずなのに、今回ほどここが「元・体育館」であることを実感したことはなかった。なぜならば、バスケットボールのゴールが下りていたから。なつかしいなあ…最後にあれを目にしたのは一体いつのことやら。

で、今回は会場の左右に座席が設けられて、その間に長いダイニングテーブルと座席がぽつぽつと置かれている。開演すると、メイド服に身を包んだダンサーが、そこに椅子をさらに追加していきつつ、井手茂大をはじめとするダンサーが、燕尾服やらスーツやらドレスやら着物やらに身を包み、出てくる。
場所の設定としては何らかの「晴れ」の席であることが分かり、そしてそこでは男女一組のダンサーがいろいろな人々のドラマティックな一こまを演じている一方で別のダンサーたちがそれに呼応するように群舞をしている…という構成だった。劇中ではほんのわずかにダンサーが声を出すことがあるが、基本的には無言。ピナ・バウシュの作品を「タンツテアター」と呼ぶけれど、演劇性のあるダンスという意味でこの言葉を使うなら、イデビアン・クルーの作品もタンツテアターかな、と思いながら見ていた。
あと、今回観ていてふと思ったのだけど、井手茂大の振り付けは、バレエみたいなのに、小手先で変えただけではなくて、もっと深く引用しているように思えて、見ていてすごく気持ちが良かった。(気持ちが良いのは、イデビアン・クルーのダンスは動きの量が多いのもあるかもしれず…)
また、今回の作品はある意味「昭和」テイストが前面に出ていたともいえそう。音楽しかり、衣装しかり。(音楽…昭和のムード歌謡(曲名不明)が拡声器のようなスピーカから流れてきた。衣装:80年代風の肩パッドの入ったジャケットを着た人が出てきていた)

なお、今回の公演をもって、イデビアン・クルーは活動休止だそうです。当日パンフによると「産休みたいなもの」だそうです。
うーむ。
by turujun | 2009-08-23 19:30 | ダンス