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舞台や展覧会など、さまざまな鑑賞活動の記録を綴る。タイトルとの関連はありません。


by turujun
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2008年 08月 24日 ( 3 )

8月24日マチネ。

8月下旬は、小劇場系好きにとってはどれを観たら良いのか困るような公演が目白押し。週末しか観劇できなくなりつつ私も、どれを取り(観)、どれを諦めるかで頭を悩ます日々。

そんななか、イデビアン・クルーをスルーして観にいった木ノ下歌舞伎。京都造形芸術大学出身者を中心として結成されているユニットのようで、関西を中心に活動をしているよう。アゴラのサミットへは2度目の参加だそうな。

「三番叟」は三人の男性が、エレクトロにのって、能・狂言の身体や顔の表情の動きの特長を取り入れた動きを繰り広げる。イマドキな音の流れる中、スピーディーに能・狂言の動きを展開していくと、その特徴が「そういえば狂言とか歌舞伎ってこういう顔するよね」「舞台上での導線が直線的だよね」「身体のフォルムも直線的だ」とか改めてはっきりと浮かび上がってくるところが面白い。
にもかかわらず、日本的な動きが勝る人、洋舞的な動きが垣間見える人、どっちつかずな人の個性が三者三様であるところがさらに面白い。

【余談】
「第六回 亀治郎の会」のチラシの中に「京鹿子娘道成寺」の文字を発見し、「何とグッドタイミング!」と公演期間を見たら、8月23・24日。…って今日じゃん!組み合わせとしては最高ながら、このチラシの恩恵にあずかれるのは22・23日に見た人だけではないか!うーむ、残念。


「娘道成寺」はkIKIKIKIKIKI主宰のきたまりのソロダンス。日本舞踊ときたまりの女の情念と色気が噴出するダンスは相性がよいのか、日本舞踊の真似をしたダンスでもなければ、ダンスっぽい日本舞踊でもなく、「きたまりの『娘道成寺』」であったように思った。

両作品とも「古典芸能もどき」ではなく、日本の伝統芸能を下敷きにしつつも、現代の作品として十分創り上げられていて、久々に観ている間ワクワクした。
結構残席が観られたのは勿体無い。まだ公演は続くようなので、観にいける方は是非。
by turujun | 2008-08-24 22:06 | ダンス
8月17日マチネ観劇。

チケット争奪戦が激しくなるばかりで、ずいぶんとご無沙汰だった大人計画を久々に観た。

私は、演劇で演劇のことを描いた作品というのはつまらない、という偏見を持っているので、今回の作品がそうであると知った瞬間、「大丈夫か!?松尾スズキ」と思った。

そうしたら、思ったほどではないにしても、大人計画としてはずいぶんと薄い作品になってしまった(でも上演時間は長い)。

出演者も豪華な面々で、音楽には生バンドを入れ、冒頭の工場シーンを含め、舞台装置もいろいろ入れ替えるほどに贅沢なのに、肝心の脚本が、「欲望という名の電車」と過去の自分の作品の毒と演劇人としての日々をミックスしているに過ぎないようないささか残念な出来であったのは残念だった。

あと、個人的に残念なことは、大事なシーンが下手よりで演じられることが多く、私のいたA席の端からでは見切れてしまったこと。何でまた下手ばかり使うかな…というぐらい中央から下手大活用。
by turujun | 2008-08-24 21:22 | 演劇
今回の佐藤佐吉演劇祭は、コンプリートを目指している私。
お盆休みを挟んで観にいったのは、スパンドルレンジ「地獄のキオスク」。

近未来なのか全く違う世界なのかは分からないが、地中で過去の遺物である缶詰を発掘しながら生きている人々の物語。

美術は凄く凝っているものの、キャラクター設定の作り込みが役者によってまちまちであるのと、キャラクター同士の関係の描き方があやふやなまま進むために、話の半ばで出てくるエピソードがうまく結末に結びついていないように思えたために、私としては消化不良な思いをした。
by turujun | 2008-08-24 21:04 | 演劇