人気ブログランキング |

舞台や展覧会など、さまざまな鑑賞活動の記録を綴る。タイトルとの関連はありません。


by turujun
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

2005年 03月 15日 ( 1 )

いざ、渋公!

 中学時代、まさに「イカ天」全盛期だったのもあり、人並みに「ロック」とやらを聴いていた頃もあった私だが、オーディオ機器らしいものが部屋になく、CDはPCで聞いているような現在、「ロック」は青春の思い出の一つと化している。
そんな私が、日本におけるロックの聖地の一つである渋谷公会堂に行ってきた。目的は、コンドルズ「Jupitor」。面白かった。座っていたのは2階席。これまでのコンドルズ歴で一番ステージから席が遠い。でもそのせいか、ダンスそのものをこれまでにないほどに観ることができた、ような気がする。そしてここから観たコンドルズは「ロック」だった。「ロックで踊るダンスカンパニー」ではなく、コンドルズである、ということがイコール「ロック」、なんである。
 コンドルズは今あるコンテンポラリーダンスシーンのほかのダンサーやカンパニーと明らかに違う。ダンサーの実力には明らかにばらつきがあり、ダンスのクォリティは一見そんなに高くはない。だが、近藤良平的にはダンスの世界における「うまさ」ではなく、意図的に個性的な体と身体能力をもったダンサーを配置することで、荒削りで、勢いのあるダンスを狙っているのだろうと思う。つまり、コンテンポラリーを含むダンスの主流をクラシックとするならば、近藤良平のダンスは「ロック」なわけで。もっと言えば、コンドルズはコンテンポラリーダンスシーンに対する批評として存在しているのではないか、なんて思ったりもした。(考えすぎか?)今でこそ、第4回朝日舞台芸術賞寺山修司賞を受賞するなど、近藤良平単体としての評価は高まっているものの、コンドルズそのものに対するレビューや紹介文に留まらない評論はいまだ読んだことがない。前述の考え方からすれば、従来のダンスに対する批評の視点では、コンドルズに対するまっとうな批評はできない、というのはあると思うけど、もうそろそろ近藤良平のホームグラウンドともいうべきコンドルズに対するまっとうな批評が出ても良い頃なのでは。

 蛇足だが、中盤の後半よりのダンスパートで使われていた曲はエゴラッピンではないか!?コンドルズで女性ヴォーカルの曲を使っているのを観るのは(私は)はじめて。それがエゴラッピンとは!勝山さん、ナイスチョイス!
 そしてコンドルズもいいけど、エゴラッピンも最高だ。ひさびさにライブに行きたくなった。
by turujun | 2005-03-15 19:00 | ダンス