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舞台や展覧会など、さまざまな鑑賞活動の記録を綴る。タイトルとの関連はありません。


by turujun
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維新派「ろじ式」@にしすがも創造舎

維新派を観るのはこれが2度目。でも維新派公演の名物ともいうべき屋台村ははじめて。でも会場到着が開演直前&傘を持っていなかったこともあり、屋台村を楽しめず。残念!

さて、会場内に入ると、座席に向かう途中に魚の標本が置いてあり(本物!?)、何かと思って舞台上を見ると、そこにもたくさんの骨・骨・骨。
舞台が始まると、役者が正方形のガラス張りの箱の中にさまざまな標本を吊ったものを手に舞台に登場し、それを積み上げてセットにしていく。中には標本だけではなく、薬缶やヘルメットなど「物」も少なくない。

そうしたものたちの間で、役者がリズムを刻むような伴奏に乗せて、台詞をいう。関西弁の響きを持つ台詞と役者の白塗りの顔、色彩をセピア系の色合いに抑えた衣装等があいまって、舞台に広がる世界はどこか懐かしく、それでいてどことは特定できないような幻想的なものになっていく。
のだが、その一方で、場面転換をしても、舞台で繰り広げられるものが、今回は割と単調に思えてしまい、以前新国立劇場で観たときよりもあっさりとした印象が強かった。そして何よりも気になったのは、幻想的な世界観を提示しつつも、最後の最後で妙にリアルな響き、具体的な言葉が入り込んでくることがものすごく違和感があった。

舞台上が幻想的なしつらえでありつつも、どこかルーティンぽさを感じさせたこと、そして現実へと引き戻す言葉の存在ゆえに、丁寧に作られているはずの舞台がかなりもったいない出来栄えに、私には映った。
(あくまで個人の感想です)
by turujun | 2009-10-24 18:00 | 演劇