舞台や展覧会など、さまざまな鑑賞活動の記録を綴る。タイトルとの関連はありません。


by turujun
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

今さらながら…読んでみた。川上未映子「乳と卵」



芥川賞受賞作でありかつ表題作の「乳と卵」は、内容自体も凄く面白いのだけど、この本全体を通した私の感想は、この本の一番面白いところは「タイトル」。

このタイトルの語感はかなりたまらないものがある。
特に、この本にもう一本収録されている「あなたたちの恋愛は瀕死」なんて本文はどうってことない(というとかなり乱暴なのだが)、タイトルはそれだけで詩みたい。

通勤時間往復約2時間ぐらいで読みきってしまうほどライトな内容だが、何度か読み返してもその口語体まじりで平仮名の多い表記の文体の面白さが消えない。こんな言葉をまたよく生み出せるな…と思いうらやましくあり。
内容以上に文字とその文体を楽しむ本だった。
[PR]
by turujun | 2009-01-22 22:29 | 書物