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舞台や展覧会など、さまざまな鑑賞活動の記録を綴る。タイトルとの関連はありません。


by turujun
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燐光群「ローゼ・ベルント」@調布市せんがわ劇場

極私的な理由で、夜明け前的な状況の中で観にいったこの作品。

こんな状況の中で観にいくにはあまりにもその内容はヘビーだった…。

一人の女性が、家族への配慮や思いやりと、自分自身の欲望の狭間で揺れ動き、その選ぶ行動がことごとく裏目に出て、袋小路へ追いやられていくところへいろいろな偶然が重なり合うことで周りの人もろともたたみかけるように不幸になっていく姿を描いている。

まだまだ公演が続く作品なのであまり細かいことはかけないのだが、1世紀前の作品でありながらも、その本質的なテーマを変えることなく伝えつつも、その作品の設定自体に現代的なトピックを織り込むことで、この作品をクラシックなものとしてではなく、現代演劇として成立させているところが非常に面白い。(ところどころに時代がかったセリフが入ってくるので、この作品の時代は一体いつなのだ?と混乱しないこともないが)


【余談】
不思議なのは、設定に現代的なトピックを取り入れつつも、女性が語る言葉はあくまでクラシックなそれ。(「~しなくてよ」みたいな。)
いまどきの言葉にしないのは、坂手洋二のコダワリなのだろうか?
by turujun | 2008-06-30 19:00 | 演劇