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舞台や展覧会など、さまざまな鑑賞活動の記録を綴る。タイトルとの関連はありません。


by turujun
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ヨーロッパ企画「冬のユリゲラー」@下北沢ザ・スズナリ

現在下北沢で公演中のヨーロッパ企画「Back to 2000」のもう一方「冬のユリゲラー」を観てきた。

「苦悩のピラミッダー」のところでも書いていたのですが、今回上演されている作品は、今のように全国ツアーをするとかそういった派手な展開をする前に大学などでひっそりと上演されていたものなのだそう。

今回の作品は「カフェ・ド・念力」の常連のエスパー達クリスマスパーティをしているさなかに招かれざる客(=一般人)が紛れ込んできてしまうことで起こるてんやわんやが描かれているもの。

「苦悩のピラミッダー」との兼ね合い(出演者が約1名かぶっている)関係上からか、小さいどんでん返しのようなものが延々と続いていくように思えたのが気になったが、なかなか楽しく見ることができた。


今回の2作品を比較してみると、内容は全く違うものの、作品を動かしていくキャラクターの質がかなり似ていたように思えた。また、登場人物の面白いやりとりも、2作品とも共通したものがある。それはどういうものかというと、何か問題が起こったときに、それに対してだんだん発言がずれたものになっていく→それに気づいて修正するべく発言する(突っ込みを入れる)人が現れていく→話し合って問題が解決する、という流れだ。そしてこのプロセスがかなり短い時間にワヤワヤッと進行されるのだ。

最近の作品と比べると、最近の作品には、「囲むフォーメーション」や「サマータイムマシンブルース」のような物語自体の設定の制約(フレームというニュアンスの方が近いのかも)と、上記のようなやりとりのフォーマットの2つが見られるが、今回の2作品には前者がないあたりに、「昔の作品」ということが分かる。現在のヨーロッパ企画にある特長がこの2作品には欠けているのだ。
だからといって面白くないかといえばそんなことはなく、十分笑えるのはなかなかやるな、という感じ。
by turujun | 2007-05-12 14:00 | 演劇