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舞台や展覧会など、さまざまな鑑賞活動の記録を綴る。タイトルとの関連はありません。


by turujun
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~ミニ

「ダンスがみたい!」のラストを飾るボクロール=ニブロール+ボクデスは、前述の二組のほか、オーストラリアのダンサーLuke George+日本人と日替わりゲストの計五組が出演。今日のゲストは康本雅子と「トーキョー不在ハムレット」「三年二組」にでていた人達だった。
ニブロール「チョコレート」は昨年の吾妻橋ダンスクロッシングで観たものだが、今回は超至近距離で観たせいか、ずいぶん印象が違った。スピード感を重視するせいか細部が随分と雑だった。また二人のダンサーの位置が、映像が主役かよ!というときがあり、ダンサーの存在が煩わしく感じられた。私はこの作品をもっと繊細なものと認識していただけに、残念だった。ゲストのパフォーマンスをはさんで上演されたLuke Georgeは、シャツやベスト、シャツを間違って着込んだ日本人ダンサーとLuke(駅員のような雰囲気の)の、切符をめぐるパフォーマンスといったところ。最後にLukeeがズボンを何故かずり下げるのは意味不明というか蛇足だと思うものの、それ以外はこういうことかなー、と思いやすかった。
彼らがパフォーマンスの中で切符を大量に落としたため、矢内原美邦らが出てきてそれらを回収し、ボクデスがスタート。前半はよく分からない動作とコネタの嵐で後半に、その動作が映像とリンクしていることが分かるというつくりがあるのだが、それ自体はシベリア少女鉄道がやっていたことと似ているうえ、シベ少の方がもう一捻りしていただけに新鮮ではなく、また、その映像と連動するところが今ひとつかみあっていないので、何とも中途半端だった。あと、全体的に段取りに追われているように見えたのだけど、あれはわざとなのだろうか?ひとつでもガッツリ決まったのがあればもっと良かったのに、と思った。
全編を通して物足りなさを感じていたが、出演者がラストで非常に楽しげだったのが、何でかなー感をさらに煽り、釈然としない思いを抱きながら会場を後にした。
そんなもやっと気分を晴らすため歩いていたら、以前会社がはいっていたビルの前を通りかかり、「嫌韓流」をだしている会社が入っていることを確認。靖国神社の傍なだけに、妙に納得。そのまま御茶ノ水まであるいたのだった。
by turujun | 2005-08-28 16:25 | ダンス