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舞台や展覧会など、さまざまな鑑賞活動の記録を綴る。タイトルとの関連はありません。


by turujun
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  今年の岸田國士戯曲賞受賞者の岡田利規と宮藤官九郎の作品は観たことがある(「鈍獣」は観てないが)のに、昨年の倉持裕は観たことがなかった、ということで、ペンギンプルペイルパイルズ「機械」を、観てきた。
  感想を言えば、「面白かった」というより「面白いところがあった」。それは男性陣のやりとりだろう。タイトルでもある「機械」により出会った3人が、互いの詳しいことを知らないにもかかわらず、なぜか互いのコンプレックスについては何となく感づいて、それをつつき合うようなやりとり。それをそれぞれのキャラクターをにじませる台詞と演出、役者の演技で見せるあたりは、どっと笑ったりはしないものの、「うまいな」と思ってしまう。
 では、面白いところがあった、ということは面白くない部分もあるってことで。ではそれはなにか、というと、「伏線」というか「謎」なんである。劇中には、さまざまな情報がでてくる。「機械は作ってみたが用途がわからない」「機械を審査に出すとお金になる」「多くの人々が機械の何かにひかれて作ってしまう」…
by turujun | 2005-02-19 19:00 | 演劇