インタビューにおけるリアルな言葉とは?
2004年 02月 13日
この前、仕事でちょっとしたインタビューを要約してそれを他の媒体に転用する、ということをやっていたのだが、その時に、ふと話し言葉でリアルに感じることも、文字で読む場合リアルに感じないな、と思った。実際の会話では絶対にそうは話さないだろう、というような言葉遣いでも、インタビューで「読む」となれば、それがリアルというか、ふさわしい、ということになる。例えば、学生のコメントとしては、「…で、えっと…それでえ…」と実際に話していたとしても、インタビュー原稿では「…で、…と思います」のように、間の相槌のようなものは取り除かれて、「ですます」の語尾にしてあったほうが、自然に思えるものであるな、と思ったのだ。同じようなことは、他にもあって、その際たるものが、海外スターのインタビューだ。特に女性の場合、「~だわ」「~なのよ」といった日本の女優はこうは話さないだろう、という語り口でいまだに掲載されるのは、どうなんでしょう?読者としては昔から変わらず違和感を感じているのに。インタビューをしている側・それを翻訳する人々は一体何を考えているのだろう??普通に「ですます」でよいのでは。
by turujun
| 2004-02-13 11:29