舞台や展覧会など、さまざまな鑑賞活動の記録を綴る。タイトルとの関連はありません。


by turujun
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昨日、4月30日をもって閉場した歌舞伎座。昨年からずっと「お別れ公演」をやっていたのだが、今回「藤娘」がかかると聞きつけ、混雑をものともせず、一幕見で観てきた。
というのも、以前、海老蔵の「藤娘」を観て、「これは「藤の精」のイメージとはあまりにかけ離れてやしないか?」と思っていたので、その思いが正しいのか正しくないのか確かめたくて仕方がなかったのだ。

結論から言うと、私の直感は当たっていた。今回の藤娘は坂田藤十郎。出だしから若々しく、楚々とし可愛らしくありながらも、ときに大胆に動く姿を見て、「これが藤娘だよなあ…」と実感。


なお、今回は「海老蔵ではない藤娘」としか認識しておらず、当日観賞後にチラシを見て「坂田藤十郎による藤娘」と認識した罰当たりな私であるが、藤十郎って相当な高齢のはず。それなのにあの踊りの端々にみなぎる瑞々しさ。芸の力、というものの存在に驚かされる。

「三人吉三」は、恥ずかしながら全然あらすじを知らないままに観ていたものの、お嬢吉三が女から男に豹変してから金を盗んで語る台詞や、三人が並んで見得を切るところなど随所に「これぞ歌舞伎!」といいたくなるような要素がちりばめられていて、その「歌舞伎らしさ」の部分を存分に楽しんだ感あり。
後で調べてみたら、「お別れ公演」が始まってから、三人吉三はこれで2回目の上演で、新橋演舞場でも昨年上演しているので、お別れ期間中、ご近所含め3回も同じ演目を上演していることになる。そのことにちょっと違和感がないわけではないが、お別れ公演ということで、いつも以上に注目度が高いことを考えると、任期の演目を、役者の組み合わせを変えて上演するのは歌舞伎ファンの期待に応えるという意味で十分ありなのかもしれない。
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by turujun | 2010-04-23 15:00 | ダンス