舞台や展覧会など、さまざまな鑑賞活動の記録を綴る。タイトルとの関連はありません。


by turujun
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今月は、F/T以外で超観たいものってあるかしら?とか思っていたのだが、とんでもなかった。
そんなわけで前売り購入を失念していた私は、当日券で観賞したのだが、「jazzzzzzzz-dance」、いろいろと考えさせられた。

音楽がかかっていない中踊る時間もかなりあるが、そうでないときはほとんどがジャズが流れている、ゆえにjazzzzzzzz-danceなのだが(と思うのだが)、私が想起するジャズダンスとはイメージの部分でかぶるところも少なからずあるが、決して同じものではない。いわゆるジャズダンスが、プロフェッショナルなレベルであれ、趣味のレベルであれ「ジャズダンス」という定義がしっかりとされたなかで創られているのに対し、「jazzzzzzzz-dance」は、そういったジャズダンスといわれるものに対する批評ととれる動きで構成されていた。

さて、&ダンサーズは、年齢も経歴もダンス歴もバラバラ(と思しき)人達で構成されている。なので、個々の動きを見ていると、体全体をくまなく360度動かすような振りを踊る人もいれば、腕と足と胴体を小さくこまかく動かすような動きがメインの人もいる。後者の人はおそらく前者の人よりダンサーとしての訓練は少ないのだろうし、前者は若いころからきちんと訓練を受けていて、今でも十分なダンスの時間を持っている人なのだと思う。そういう人達が、そのもてる能力にあったダンスで同じ板の上に乗り、一つの作品を創る、しかもそれが十分に「ダンスとは何か?」の問いをつきつけるに足る力を持っているってところがなにより面白い。
こういうものが創れるって、簡単に言ってしまうけど、「すごい」。
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by turujun | 2009-11-28 15:00 | ダンス
この作品は、経済についての作品といえる。また、チケット代がロンドン市場に投資され、劇中では随時投資した銘柄の価格が「リアルタイム」に読み上げられていくので、結構値動き自体にハラハラさせられる。言ってみれば、90分という短い時間にデイトレードを体感できる作品ともいえる。

値動きは「リアルタイム」である一方で、舞台上ではあらかじめ撮影された映像が壁に投影されたり、株式投資に関するやりとりがある。言ってみれば、現実を受けて動く創造があるのだが、創造の部分はリアルに引きづられることなく、ある程度の秩序を持って進行していくのだ。

これを観たからと言って、明日からデイトレードに参加してみたいとは思わないかもしれないし、経済のことが良く分かるようになるわけでもないけど、演劇を通じて社会にさらに深く実際に踏み込むというのは興味深い体験だった。

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by turujun | 2009-11-23 19:00 | 演劇
いやはや、長かった。そしてこの戯曲はすごく何を見せたらよいのか分かりづらい(要は難解)なのではないか?
と思わされた。上演時間は2時間強とかなり長く、しかも休憩なしなので、しんどさは覚悟の上なのだが、観ているうちにどんどん客観的な視点になっていくのが分かった。
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by turujun | 2009-11-21 19:00
別にマイケル・ジャクソンのファンじゃないけど、何となく気になっていて見に行ってしまった「This is IT」。単にリハーサル映像と使われるはずだった映像を編集して「見られるはずだった」ショーの再現でありつつ、ダンサーやバックミュージシャン、美術や演出などスタッフの人達とMJとの交流を挟み込んで、一つの作品を作り上げるドラマでもある映画だった。

こうして見ていると、マイケル・ジャクソンの曲ってほとんど知っていることに気づかされる。いつの間にか耳に入ってきていたらしい。いるときは別にどうとも思わないけど、失って「あ、こんなに身近だったんだ」と思うなんて、MJは全人類の恋人ですか?ぐらいのものを感じた。

上映が終わって照明がつくと、客席から拍手が起きたのも驚きだった。


2度繰り返しますが、別にMJのファンではないけれど、この映画は面白かった。
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by turujun | 2009-11-19 20:50 | 映画
中野の裏通りにあるバーでの小演劇…どんだけおしゃれやねん!と思ったわけではなく、観劇月間と決めていたはずの11月のエアポケットのような日曜日を未見の劇団の観劇に当てようと思ったら、たまたまこの公演を見つけた、というだけで観にいった。名前は何となく聞いたことがあったけど、ファンシー系かと思いちょっと手が出なかった。

この作品は、20分ほど、出演者が2名の会話劇の3本立てで、会場がバーということもあり、物語の場の設定もバーなのだ。そしてテーマは「結婚」。とあるカップルの結婚式に出席する/した3組の男女がそれぞれの人間模様を繰り広げるというもの。
全体的に、「男は情けなく、女は個性がはっきりしていて、芯が強い」系のキャラクター造形であるようで、ことに女性がかなりぶっとんだ役の人もいながら、それぞれに魅力的に見せている。

位置づけとしては「番外公演」のようなので、作品自体も3本ともきれいにまとまっていて、それでいて切なさとおかしみが詰まっている佳作だけど、でも小粒。2000円だし、気軽に観るにはなかなか良いかも、といったところ。

なお、この公演は1ドリンク付だったので、お酒が弱いにもかかわらず、昼にもかかわらず、いきって古川の絶品ジントニックをオーダーしたら、バーテンではないめがね男子が登場&慣れない手つきでジントニックを作ってくれた。実際おいしかったよ!(古川とは作・演出・音響担当の主宰みたいです)
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by turujun | 2009-11-15 13:00 | 演劇
ブラジルからのヒップホップダンスグループの公演ということで、どんなものか?と興味を持ち行ってみた。
会場に着くと、公演時間はたったの50分。短!と思ったが、実際観てみたら、中身の濃いことこのうえない。

以下メモ。とりとめがないので、後日整理する予定。

以前TVでやっていた「少年チャンプル」みたいなダンスが私の中のヒップホップダンスなのだが、あの番組に出ていた人たちだって、オリジナルのダンスを追求していたと思うのだが、あの番組に出ていたダンスとはまったく違う世界が、この公演では展開される。一見どこがヒップホップなのやら?と思うほどに進化(または変化)している。
観ている間には、確かにヒップホップを思わせる動きもあり、「お、ヒップホップ」と思うのだが、すぐにそれはどこかへ行ってしまうのだ。

なお、私は最前列に陣取って観たから余計にそう感じられたのかもしれないが、筋骨隆々な迫力ある体のダンサーがものすごい勢いで後ろ向きに走っていったり、客席ぎりぎりまで迫ってくるのはかなりスリリング。ダイナミックな瞬間も多いのに、その一方で振り付けが体の細部にまで行き渡っているという面もあるという両極端な要素が共存しているところが、私にとって面白いと思ったところだ。

特別な舞台美術はないものの、照明がアイディア豊かで作品をクールに仕上げるのに大きな力を発揮していたと思う。もと体育館という会場そのものがまた作品の魅力につながっていたようにも思う。

今回は初見ということもあり、非常に面白かった。また機会があったら観てみたい。

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by turujun | 2009-11-03 17:00 | ダンス