舞台や展覧会など、さまざまな鑑賞活動の記録を綴る。タイトルとの関連はありません。


by turujun
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各方面でえらく評判が良いので、急遽予約し観にいった次第。

実際非常に興味深い作品だったのだが、その中でも個人的に一番気になったのが、母親の恋人?である元介護士であり現ホストの男性が近くに来たときに、いわゆる「男性用香水」の香りが漂ってきて、それが「いかにも」であったこと。
これまで、目の前で役者が演技する作品はかなり観てきたつもりだが、香りが漂ってきたのは間違いなく今回がはじめて。他の役者が来たときには何も「香り」はなかったので、あれは意図的なものかと。演出として嗅覚に訴えるというのは、役者が至近に来るあの空間ならではの仕掛けだろう。個人的には「おぉーっ!」と思った。

本筋とはまったく違う話で恐縮ですが、私としては一番インパクトのあったポイントなので。
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by turujun | 2009-05-31 19:00 | 演劇
5月30日(土)つまり千秋楽イブに観劇。

評判良いのか悪いのかさっぱりつかめないまま観劇日を迎えた。

戯曲そのものはかなり救いがないが、岡田利規演出による今回の舞台はその戯曲そのものが持ついたいたしさに焦点を合わせた演出をしていないせいか、観ている間の心理的な負担はほとんど感じられなかった。
では、いったい何に焦点が合っているのかというと、個の欲望およびそれを実現した人間とその犠牲となった者との関係の崩壊そのものなのかなと。
そういったものを、台詞による感情表現よりも、身体で表現していたように思う。
前回の「友達」よりずっと彼が志向する演劇となっていたのではないだろうか?

無数の古い窓で作られた舞台美術と、その中に隠された小道具(「小」とは呼べないほど大きいものもあったけど)の数々がまたすごく趣深かった。

それにしても…ドイツの戯曲って救いのないものが多いような気がするのは私だけなのでしょうか?
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by turujun | 2009-05-30 13:00 | 演劇
4月11日(土) ユニット・トラージ「アチャコ」@駒場アゴラ劇場
4月18日(土)COLUMBA「シンデレラ」@BANKART NYK
4月25日(土)MCR「シド・アンドウ・ナンシー」@下北沢駅前劇場
5月1日(金)キレなかった14歳りたーんず「学芸会レーベル」@駒場アゴラ劇場
5月2日(土)キレなかった14歳りたーんず「少年B」@駒場アゴラ劇場


(キレなかった14歳りたーんずは、日程と仕事のスケジュールからしてコンプリートが不可能であることは分かっていたので、興味のあるところをメインで押さえてみた。)


…というわけで、相変わらず劇場通いニアイコール駒場アゴラ劇場通いな日々なのだが、5月以降は新国立劇場「タトゥー」や仏団観音開きが登場する王子小劇場、巡礼の世田谷パブリックシアターあたりにも出没したいところ。さて、どこまで行けるかな(日程が丸かぶりですが)?
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by turujun | 2009-05-10 22:14 | 演劇
久々の投稿です。4月~5月にかけてもいろいろと観ましたが、それらについてはおいおいアップするつもりです。

今回観たのは、以前アゴラのサミットに参加していたときに観た「FUKAIプロデュース羽衣」。「妙ージカル」なるミュージカル的なものを上演する団体だ。そのときも結構男女関係をあけすけに描く作品であったように記憶しているが、今回の作品はそれを大きく上回るほど、というよりもう「セックス」への男女の欲望をひたすらに赤裸々に描いたものだった。
といっても、このテーマをエロティックに描くというよりは、それこそ劇中にも「中二」というキーワードが出てくるように、まさに「中二」的に本能丸出しなさまを包み隠さずストレートに表現しているので、こっぱずかしい台詞や行動のオンパレードでも、そこに潔さが感じられる。

この団体は、「妙ージカル」という、ミュージカルめいたジャンルを標榜して活動しているが、一般的にミュージカルが求める歌や踊りの質はあまり重視していないような気がする。この作品の中でもたくさんの歌が歌われており、かつそれらはコーラスメインなのだが、役者ごとに声量や性質が異なっているうえ、がなるように歌うものだから、歌声が割れて歌詞が聞き取れず、聞きづらい。それなのに、引き込まれるメロディと歌詞(歌詞カードが配られるので、聞き取れなくても大丈夫。歌詞は面白い。「妙ージカル」の一番の妙はこの歌詞ではないかと)の歌の数々となんとなくかみ合い、この団体の魅力となっている。
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by turujun | 2009-05-10 15:00 | 演劇