舞台や展覧会など、さまざまな鑑賞活動の記録を綴る。タイトルとの関連はありません。


by turujun
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この作品のチラシには、「主人公の僕が、小さな名声を得てそれを貧しい人々にあげるため旅立ち、いろいろなことをする話です。私小説ならぬ私演劇。」とある。実際そうであったところにこの作品の面白さがあるのではないだろうか。怪作にして快作。最近の作品の傾向を引き継ぎつつも、久々に五反田団らしいハチャメチャさがあって、いや、本当に面白いですよ。


この作品のあらすじは、劇団の団長であるところの「僕」が、ひょんなことから三越の包み紙で包装された「岸田戯曲賞」を2つも手にする。そのうちの一つを貧しい人たちに渡すため、貧しい人たちの住む国「マターン」へ新宿からリスが運転するバスに乗り込み団員の女とともに旅立つ。その一方で同居人の女は、押入れにいた大蛇に飲み込まれていた。マターンに着くなり、運転手のリスは殺され、そこでであったのは、父と、息子と、娘の三人家族。娘は大蛇と人間のハーフである。そこで彼らと僕は意気投合。バスに乗り込みニューヨークへ行き、マターン出身のセックスシンボル・ボウゾノに会うのであった。そしてそうしている間にも、女は大蛇に着々と飲み込まれていき、娘は世界を飲み込んでしまうのであった、という感じ。

現実的には、「私小説」の小説を「演劇」に変えたものとは到底いえない、破天荒な作品なのだけど、現実をたくみに織り込みながら、これならばもう笑うより他にない。
冒頭のインタビューシーンなんて、「本当にこれに似たことがあったのではないか?」といぶかしがりたくなるような、またハンバーグカレーをおごらされたことはなくとも、こういう悔しさを感じたことがあるんじゃないかと思うような台詞そしてシチュエーション。ものすごく自虐的な感じがする。


それにしても、この作品がもし岸田國士戯曲賞にノミネートされて無事受賞などしたら、その事実こそが相当面白いと思うのですが、どうでしょう?審査員の皆様。
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by turujun | 2006-10-30 15:30 | 演劇
 この日は、(うろ覚えですが)東京国際映画祭のオープニングセレモニーがあるとかで、六本木ヒルズの坂に赤いカーペットが敷かれ、その脇を野次馬が陣取っていて、非常に驚いたものである。

 さて、そんな状況を横目で見ながら森美術館へ行った。
 続く。
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by turujun | 2006-10-21 15:00 | アート
七里ガ浜オールスターズ主宰の瀧川英次は、チェルフィッチュの作品に出ていることから、今回初めて観にいってみた。

今回の作品の脚本は、先日観た「散歩する侵略者」の人、というのもちょっと気になったポイントであった。


作品のジャンルはSFと言って良いだろう。場所は日本と思われるところ。「モンド」と呼ばれる人々と、「クーリオ」と呼ばれる人種が出てくる。「モンド」は夜行性で、日光には耐えられないが、肉体に老化が現れない。一方の「クーリオ」は、昼夜ともに普通に行動できるが、その一方できちんと「老いて」いく。この物語の世界では、「モンド」が多数派で、クーリオを支配しており、クーリオは、居住地を制限されているほか、教育や医療の面でも差別を受けている。そんな世界が舞台だ。


…続きはまた後日。
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by turujun | 2006-10-08 15:00 | 演劇
すごく見たいーー!!と思って観にいった「フラガール」。10月1日は映画の日、ということで見てきた。

「踊ることは生きること」なんだなあ、と思った。

この映画の宣伝文句によると、日本のフラ人口は50万人を超えるのだそうだけど、その人たちにとってのフラと、この映画の中で踊り子を志願するそれは全く質の異なるものだ。時代の変わり目の中で、新しい価値観の中に飛び込んでいく若い女性達にとって、踊ることはまさに生き抜くことそのもの。「生きていくために踊る」。そういう切実さが、この作品に中にはあるし、だからこそ、ラストのダンスシーンは見ているこちらも踊りだしたくなるような力強さがあったのではないかな、と思った。
見ている間、いろいろなところで心の琴線に触れるような、涙があふれてくる場面があった。かと思うと、ついつい笑ってしまうような場面もあって、「笑って泣ける、いい映画」だった。

いや、本当に、見て良かった。








映画の質とは全く関係ないのだけど、この映画は川崎TOHOシネマズとチネチッタ川崎の2館で上映されている。川崎で2館上映。これはちょっとアンバランスな配給だと思うのですが、どうしてなのでしょう??
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by turujun | 2006-10-01 15:55 | 映画