舞台や展覧会など、さまざまな鑑賞活動の記録を綴る。タイトルとの関連はありません。


by turujun
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今年の1月にはじめて観てすっかりノックアウト状態のむっちりみえっぱり。

どこでもチラシをゲットできなかったにもかかわらず、なぜか公演があることを知り、行ってきた。


今回のモチーフは千葉にあるけど「東京」なねずみのキャラクター他で有名なテーマパーク。

作品の舞台は、伊豆七島にあるという「千葉の島」。東京都なのに「千葉の島」という設定だ。

作品の冒頭は、まさにここのアトラクションの一つ「魅惑のチキルーム」のパロディ(模写?)で始まる。私が最後にここへ行ったのはかれこれ○年前…なもので、このシーンが良くできているのかそうでないのかは定かではないが、私にとってこのシーンは、「?????」であった。

で、その後、「千葉の島」の住人達がディズニーランドツアーから帰ってきて、その一行の一員の家に寄るところから、先生と学生のカップルの話やら、アイドルを目指す女の子とその母親の話、働いているスーパーの単音の音楽撲滅をもくろむ女とラッコの人工飼育に取り組む女のあまりかみ合っていない会話などなどが繰り広げられ、、エレクトリカルパレードを模したパレードを島の祭り「タートルフェスティバル」で行われる中で、単音音楽撲滅を目指した女子が落ち延びていく…。

あらすじをざっと書いてみたけれど、こりゃむちゃくちゃだなー、と改めて思う。話はでたらめ極まりないにも関わらず、登場人物の会話の中に織り込まれている要素が妙~に細部まで凝っていたり、何だかすごくフェティッシュなことを言っていたりする。美術や服装のセンスやメイクなどのみせる部分も、脱力と緻密が絶妙に入り混じりうまいこと「微妙…」感をかもし出していたりするので、ますますカオティック。アンバランスというバランスをみせるみたいな感じだろうか。

これだけは分かるというのは、彼女達はやりたいことをやりきっているということ。そしてやっている本人達が楽しんでいること。だから、前回も今回も観ていて「うらやましいなー」と思ってしまう。何がいいって、楽しいことをやっていて、観ているこちらも楽しくなる空間が作れてしまうところ。このあたり、カクスコとかコンドルズに通じるものを感じる。

「中西理の大阪日記」でこの作品についての感想が書かれていて、この作品やむっちりみえっぱりについていろいろ知ることができる。(実は、冒頭の場面が某テーマパークのアトラクションであることも実はここで知りました)
その中に、
「今回はメンバー全員の共同創作といったら言葉はいいけれど、その実態は自分たちのやりたいことをなんでもいいからてんこ盛りに盛り込んでシーンを作り、力尽きたらそこで場面が転換するという彼女らならではの創作技法が大爆発。」
とあり、この一文で、彼女達の荒唐無稽さが理解できた。
「力尽きたらそこで場面転換」って…。
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by turujun | 2006-09-30 16:30 | 演劇
今回の作品は、松田正隆の戯曲「Jerico」「石なんか投げないで」をテキストとして作られたもの。私は確か前者は読んだけどすでに内容を覚えておらず、後者は舞台も観ていないので、結局のところ、どれぐらい戯曲と作品がつながっているのかがよく分かっていない。
が、それであってもこの作品は十分すぎるくらい面白かった。

特に今回は冒頭から強く引き込まれた。寺田が、目の位置に2つ穴をあけたダンボール箱をかぶって出てきて、舞台奥の壁にチョークを押し当てながら、ゆっくりと舞台を下手側から横切っていくのだが、そのただ「歩く」という行為にも明確な意思があってそう動いている、という感覚が感じられ、もう目が離せなかった。

それ以外の場面も創り手の神経が隅々にいきわたっていることがよく分かり、1時間強があっという間だった。

気になることがあるとすれば、土曜の夜(しかも3連休の初日)なのに、結構空席があったこと。見て損はしない作品なので、多くの人に観てもらいたいなあ、と思う。

あまり時間がないので、とりあえず、このぐらいで。
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by turujun | 2006-09-16 19:30 | ダンス