舞台や展覧会など、さまざまな鑑賞活動の記録を綴る。タイトルとの関連はありません。


by turujun
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<   2005年 08月 ( 12 )   > この月の画像一覧

 つい先頃電通のギャラリーで「佐藤雅彦研究室展」をやっていて見に行ったときのこと。そこにあった「アルゴリズム行進」のもとになったワークショップの映像を見ながらでっかい声で感想を述べあうカップルがいた。その内容はだいたい「理屈は分かるが、だからなんだ」ということだったように記憶している。私はそのとき、目の前にあるものを面白いと思うものの、やはりピンと来ない部分もあったので、その意見にも多少共感していた。ただ、それが声高でうるさいなぁとも思っていたけど。
そんなわけで一度見ただけではピンと来なかった私は会期中何度かそこに足を運んだ。そこには、上に書いたもの以外に、デジタルな表現をアナログで再現すること(「ソート」をえんどう豆や人の大小で実践・など)や時間の積層(放り投げられた棒を細いスリットごしにカメラで撮影すると放物線は弧ではなく直線に近くなる)などの展示があった。あとは携帯電話のカメラで順に撮影してアニメーションモードで再生するとちゃんと動画になるフィギュア?もあった。

 私なりに理解したのは、映像展示を除いて、あの展示は作品・表現ではなく技術・構造・方法論だ、ということ。
 この展示の中にあった佐藤雅彦の文章の中に、電通時代にさまざまな表現方法を開発し、広告を作ってきた、というような主旨の文章があった。これは私にとって興味深いというかショックだった。「ポリンキー」「バザールでござーる」をはじめとする彼のつくった数々のCM達は彼の中での一定の方法論をもとに、生み出されていた、ということだから。もちろん、CMクリエイターという人達は、広告を作る上で公然としたルールも暗黙のルールや法則もあるだろうし、個々の人達の個性につながるようなこだわりとかもあるだろう。でも、佐藤雅彦のは、そういったものではなく、フォーマットというか構造という意味での方法論ということで、それは外に向かって公開し、共有することが可能なものということではないかと思う。
 そうであれば、今回展示されたものはそういった表現するための方法の集大成・テーマをもった何かの一歩手前なのであって、一番初めに書いたカップルの感想というのは当たり前なのだ。

あ、あくまでここに書かれていることはツルフィルターを通っていることなので、展示の趣旨を誤解しているかもしれませんが、そうであればごめんなさいです。

 ここで、話は飛ぶが、私は先週末ヨーロッパ企画「囲むフォーメーションZ」を観た。この作品はとある研究所に重大なセキュリティ上の欠陥があったことから、それをカバーすべく右往左往し、結局最悪の事態を招く、という話。もちろんストーリーや細かいエピソードはあるのだけど、この作品の一番の見せ場は9つある部屋でだいたい同じ時間帯に起こったことを一つひとつ見せていくことで、ある場面で「?」と思ったところが別の場面とつながって「!」になるというパズル的な面白さ、つまり見せ方の面白さだ。つまりここで見せているのは、佐藤雅彦研究室展で見せているものと同じなのだ。
 ただ、違いがあるとすれば、佐藤雅彦研究室展は「課題とその回答」がメインであるが、ヨーロッパ企画は「演劇」であること。方法は表現を創るための手段であって、本題ではないわけで、それを見せることを目的にすると、見る側としてはそれこそ佐藤雅彦研究室展におけるカップルのような感想を、もたざるをえないのではないかと思う。

 そんなわけで、私はヨーロッパ企画に対しては物足りないと思ったわけで、その理由は上述のとおりなのだ。でも、以前観た「空前のクイズアワー」(←肝心のクイズが面白くなかった、ということだけしかもう覚えていない…)よりは面白かった。「サマータイムマシンブルース」はチケットが取れなかったので観ていないがどうなのでしょう?映画館で確かめようかな。

【公演データ】
ヨーロッパ企画「囲むフォーメーションZ」@下北沢・駅前劇場
作・演出 上田誠
出演:出演: 石田剛太、酒井善史、角田貴志、諏訪 雅、土佐和成、中川晴樹、永野宗典、西村直子、本多力、松田暢子、山脇 唯/中西武教(ジュース)/首藤慎二(ベビー・ピー)/冨永 茜
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by turujun | 2005-08-31 23:56 | 演劇

メガネです。

私は劇なりダンスなり観に行くと、客席を見回し、どんな観客層なのか、よく確かめることがある。舞台というのは殆どが女性と思われる傾向があるが、それは宝塚や劇団四季にはわりとあては、ものによっては男性と女性が半々ぐらいのときもあるし、時には女性メインの劇団とか女性であることをアピールするような作風でなくとも、男性の方が多い場合もある。そしてそれは劇場の規模が小さいほどあてはまるような気がする。今日観に行ったヨーロッパ企画も男性の観客が多かった。私の中ではヨーロッパ企画はかなりメジャーかつポップな存在なのでこれはかなり意外なのだが、中でもやたらとメガネ着用者が多いのも驚きだった。6~7割ぐらいいくんじゃない?っていうくらいの勢いなんである。つまり、昨日の駅前劇場だけを見れば、「ヨーロッパ企画はメガネをかけた男性に好まれる劇団」といわれかねないんである。別にメガネ着用者優待キャンペーンとかやっていたわけではないようだし。メガネがテーマの作品でもないし。謎だ。

 そういえば、メガネで思い出したのだけど、2年前のガーディアン・ガーデン・フェスティバルのチェルフィッチュの受付の人は皆メガネをかけていた(私が見た限りでは)。あれは狙い??
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by turujun | 2005-08-29 08:44 | 演劇

~ミニ

「ダンスがみたい!」のラストを飾るボクロール=ニブロール+ボクデスは、前述の二組のほか、オーストラリアのダンサーLuke George+日本人と日替わりゲストの計五組が出演。今日のゲストは康本雅子と「トーキョー不在ハムレット」「三年二組」にでていた人達だった。
ニブロール「チョコレート」は昨年の吾妻橋ダンスクロッシングで観たものだが、今回は超至近距離で観たせいか、ずいぶん印象が違った。スピード感を重視するせいか細部が随分と雑だった。また二人のダンサーの位置が、映像が主役かよ!というときがあり、ダンサーの存在が煩わしく感じられた。私はこの作品をもっと繊細なものと認識していただけに、残念だった。ゲストのパフォーマンスをはさんで上演されたLuke Georgeは、シャツやベスト、シャツを間違って着込んだ日本人ダンサーとLuke(駅員のような雰囲気の)の、切符をめぐるパフォーマンスといったところ。最後にLukeeがズボンを何故かずり下げるのは意味不明というか蛇足だと思うものの、それ以外はこういうことかなー、と思いやすかった。
彼らがパフォーマンスの中で切符を大量に落としたため、矢内原美邦らが出てきてそれらを回収し、ボクデスがスタート。前半はよく分からない動作とコネタの嵐で後半に、その動作が映像とリンクしていることが分かるというつくりがあるのだが、それ自体はシベリア少女鉄道がやっていたことと似ているうえ、シベ少の方がもう一捻りしていただけに新鮮ではなく、また、その映像と連動するところが今ひとつかみあっていないので、何とも中途半端だった。あと、全体的に段取りに追われているように見えたのだけど、あれはわざとなのだろうか?ひとつでもガッツリ決まったのがあればもっと良かったのに、と思った。
全編を通して物足りなさを感じていたが、出演者がラストで非常に楽しげだったのが、何でかなー感をさらに煽り、釈然としない思いを抱きながら会場を後にした。
そんなもやっと気分を晴らすため歩いていたら、以前会社がはいっていたビルの前を通りかかり、「嫌韓流」をだしている会社が入っていることを確認。靖国神社の傍なだけに、妙に納得。そのまま御茶ノ水まであるいたのだった。
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by turujun | 2005-08-28 16:25 | ダンス

結果報告

7月末に突発的に行った「大阪の劇場いくつ回れるかな?」の結果報告です。
7月31日(日)の午前~13時ごろにかけて回った劇場の数々、ご覧下さい。(一部前日のOSAKA SHORT PLAY FESTIVALの際に撮ったものも含む)
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松下IMPホール。OSAKA SHORT PLAY FESTIVALの会場だった。
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大阪ビジネスパーク円形ホール。IMPホールのご近所さん。
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難波グランド花月。土日は朝9時から開演!観光客の気持ちを理解している。
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シアターBRAVA。ここの杮落としは「Nine the musical」。
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シアトリカル応典院。寺の一角が劇場になっている。
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これまた寺の一心寺シアター。ここは寺の前にある。
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松竹座(だと思う)。ここは劇場前の道路がせまくて、私の写るんですでは全景を撮ることは不可能。
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新歌舞伎座。道路標示で分かる。
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精華小劇場です。廃校になった小劇場の一部を利用している。つまり大半は元・小学校のまま。
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朝日劇場。ここは大衆演劇用のハコ。もう見たまま。
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浪速クラブ。ここも大衆演劇専用。この日は演目の入れ替え日で、看板を変えていた。

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★番外編。大阪城ホール。この日、関ジャニのコンサートをやっていた。だから周辺は女の子で一杯!その周辺では、関西のTV局主催のイベント「OSAKA KING」が開催されていた。このイベントのキャラクターが結構かわいくてお気に入り。

以上14箇所を写真に収めてみた。正直なところ、in→dependent theatreとかアートシアターdBとか、近所まで行ったのに、詳しい場所を知らなかったがゆえに行きそびれたところもあり、全てを網羅までいかなかったのが残念。あ、MBS劇場は姿は見たけど写真を撮るのを忘れたし、梅田周辺の劇場は、時間が無くて撮れなかった。それを目的としていけばもう少し効率的にもできたのだろうが、いかんせん、当日の朝ふと思い立ってやっているだけに、いきあたりばったりになるのもしかたがないということで。次回はちゃんと上演されているものもあわせて、観にいきたいと思う。
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by turujun | 2005-08-25 13:00 | こころの旅

作り続ける人生。

 日曜日は「トーキョーあたり」@下北沢・本多劇場を観た。
 私がこの日一番感銘を受けたのは、KERAの精力的な活動ぶりである。今年に入って、
NYLON100℃若手公演「すなあそび」(作:別役実)演出
「コミュニケーションズ-現代作家たちによるコント集-」コント集の1本作
KERA・MAP#003「砂の上の植物群」 作・演出
AGAPE store「仮装敵国」~Seven 15minutes Stories~7本中1本作
KERA・MAP#004「ヤング・マーブル・ジャイアンツ」作・演出
劇団健康 VOL.15「トーキョーあたり」作・演出
Cherry Bombers project 02「The Cherry Bombers Strikes Back」脚本参加(吉増裕士と共作)
流山児★事務所「音楽劇★SMOKE~Long Version~」作・音楽
(Nylon100℃ホームページより転載)
と演劇だけでもいろいろやっているにもかかわらず、ケラ&シンセサイザーズというバンドでCDを出し、ライブをやり、と音楽活動もしっかりやる。そのパワーがすごい。パンフも超凝ったらしいし。

 作品自体のモチーフは小津安二郎の「東京物語」と黒沢明の「生きる」。そのストーリーを借りつつ、繰り広げられる2時間20分悪意の強いナンセンスのオンパレードといったところ。とはいえ、この作品自体にはストーリー性はほぼなし。高尚なテーマもなし。
 下ネタも一人がこなす役の数も、着替えもギャグもどれも過剰なんだけど、それらがつながっているような、つながっていないような状態で、放出されていくと意外なくらい軽く観られる。が、ぬるいわけではない。観ている間ずっと笑っているんだけど、頭の別のところがさーっと冷たくなるのを感じていた。毒が強いというか…でもその毒が何かに向かっているわけではないところ、そこが怖い。ナイロンはずっとマイルド、ということがよーく分かった。
 この舞台のチラシに「観なくてよろしい(来なくてよろしい、か?)」リストがあっったのだが、それは本当にこの作品にあてはまっていた。或意味親切。
【公演データ】
劇団健康「トーキョーあたり」@本多劇場
作・演出・音楽
ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演(五十音順)
犬山イヌコ、大堀こういち、KERA、新村量子、手塚とおる、藤田秀世、峯村リエ、みのすけ、三宅弘城、横町慶子
2005年8月5日(金)~8月28日(日)※プレビュー公演8月5日(金)
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by turujun | 2005-08-22 16:06 | 演劇

土曜日の私

 このブログをみて、当然私も行ってきました、「佐藤雅彦研究室展」。この「佐藤雅彦研究室」はNHK教育の「ピタゴラスイッチ」にも協力しているそうで、展示の中には、「アルゴリズム行進」のもととなったワークショップのビデオもあった。私はこのアルゴリズム行進が好きなので、これはうれしかった。とはいえ、土曜日なのと、ギャラリーがそんなに広いところでもないこともあって、場内満員御礼、大盛況。私はちょっと大きな荷物を持っていたので、まわりに迷惑になるかとも思い、1Fをさらりと見ただけで出てきてしまった。23日にもう一度行く予定。

 この後、実家に帰った(だから荷物が大きい)が、次の日の昼に下北沢・本多劇場で劇団健康「トーキョーあたり」を観る予定があったため、実家滞在時間が約12時間…。何のために戻ったのやら。とほほ。

【データ】
第231回企画展
佐藤雅彦研究室展@ギンザ・グラフィック・ギャラリー
課題とその解答
2005年8月4日(木)~8月29日(月)

 ギンザ・グラフィック・ギャラリーの2005年8月企画は<佐藤雅彦研究室展>です。
佐藤雅彦は、プランナー時代に「サントリーモルツ」「バザールでござーる」など話題の的となる広告を数多く手がけた他、哲学や経済を分かりやすく紐解く本の執筆、ゲーム「I.Q」、新しい教育番組「ピタゴラスイッチ」の制作と多彩に活躍し、圧倒的な存在感を示し続けています。この数年は慶應義塾大学で教鞭を執り、表現と教育を軸とした研究活動で知られ、コミュニケーションの世界に新たな可能性を示唆するものとして、各方面から注目を集めています。この展覧会は、数理的概念を視覚的に表現する過程で制作された造形物や映像、その結果として現れる作品、その他主要なプロジェクトを紹介し、研究室の活動を展望するものです。
 また展覧会に併せて「ggg Books -71 佐藤雅彦編」も刊行する予定です。
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by turujun | 2005-08-22 14:23 | アート

意地悪

(これは8月18日に書いてます)ここのところ毎日定時上がりだったのに、何でチケットを予約しているときに限って残業を頼まれるのか。先日の神村恵といい、今日の玉野黄市といい、どうしてなんだろう。まあ、それでも今日はちゃんと入れたし観れたのだが。
そんな感じで、今日は玉野黄市と幻の軍団「舞踏ってなあに?」を観た。私にも教えて、なタイトルである。ニューエイジな音楽に合わせていろいろ繰り広げられたのだが、今まで観た舞踏の舞台のなかで一番私の頭の中にある「舞踏」のイメージに近かった。
今日の舞台のあとにはアフタートークがあって、これが意外な展開をみせた。普通のアフタートークは司会が質問して出演者が答える、とか司会と出演者が対談して観客から質問を受けることが多いが、今日はやたらと土方巽の話をしたがる司会から主導権を奪い、出演者が観客に感想を聞くわ、質問をするわ、もう超アグレッシブに攻める。そして観客席にいる舞踏批評家に「舞踏って何ですか?」と質問し始めたんである。質問されたほうは、不思議なことに、だいたいの人が、難しいですね~、とかわからないですね~とか何か曖昧なことを言って逃げていて、創り手としては、そんな逃げるような人に批評されたくないやい、といいたくなるのではないか、と思うような態度。それを見て私は「なーんだ、評論家にもわかってないんだ」と思い安心したような、がっかりしたような気持ちになった。でも、一人だけこの質問に「舞踏を観ると、玉野さんに叱られているように思える」とかなんとか、自分のことばで答えていた人がいて、それがとても印象的だった。質問した人はきっとこういうふうに答えてほしかったんだろうなあ、と思うとともに、改めて私も自分のことばで語りたいと思った。

【公演データ】
玉野黄市と幻の軍団「舞踏ってなあに?」@神楽坂die pratze
舞踏ってなあに?」
8月17日(水)19:30/8月18日(木)19:30

出演者=玉野黄市 Ronny Baker 他
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by turujun | 2005-08-18 19:30 | ダンス

戦術

先程、新宿を歩いていたら前からすすーっと近づく人一人。私の右側にきて片言の日本語で「テソウミマスヨ、テソウミタコトアリマスカ?」ときた。
私はこの手の人に声をかけられやすく、色々な人をみてきた。昔はいかにも怪しげな人が多かったけどある時期を境に「えっ、あなたが?!」というようなフツーの人が「手相の勉強しています…」とくるようになったが、まさか多国籍化がここでも進行しているとは知らなかった。この世界にも変化ってあるのね。でも私は何度となく声をかけられているにもかかわらず、彼女達に手相をみてもらったことがない。あの実態って何なのでしょう?やっぱりどこかの雑居ビルにつれていかれて壺とか買わされるのでしょうか…。
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by turujun | 2005-08-17 13:12 | こころの旅

中野へ行けば

昨日は、クロムモリブデン「ボーグを脱げ!」を観に、中野MOMOへ行ってきた。中野MOMOまでの道のりには、何だかおいしそうなハンバーガー屋があり、そこでお昼を、と息ごんでいったら、改装中。がっかり。
 しかも、かなり早めに家を出たので、時間があまり、中野ブロードウェイ探索へ。中野ブロードウェイには、タイムカプセルがある。しかも2階のテラスの手すりみたいなところに取り付けられていて、星型。今年の10月あたりに開けるらしい。地元民でもなんでもないけど、ちょっと見てみたい。

 思い出話なのだが、私の実家の近所にかつて高校があった。かつて、というのは数年前にその高校は廃校になってしまったんである。私が小学生のころ、その高校でタイムカプセルを埋めていたはずだが、その後掘り起こしたのかどうかが定かでない。掘り起こされずに廃校になって埋められたまま、なんてことになっていないだろうか。(ちなみにそこはいまだに何にも活用されず、寂れる一方。場所が住宅街で使い道がなかなかないとは思うが、結構施設が充実しているので、がんばって活用してほしい)もしそうなら、私が掘り起こしたい。

さて、肝心の舞台だけど、一つ一つのシーンが短く、それをつなぐのは、その前にあったシーンの一部だったりして、それが最後にうまいことまとまるかというとそうでもないので、「どんな話?」と聞かれても答えられない。だけど、この作品は、「どんな話」であることにはそれほどこだわっていないように思う。むしろ、この音楽を使ってみたい、とかミュージカル的なことをやってみたい、とか「やってみたい」欲望が先立って、それを実現しちゃったのさ、という感じなのではないか。こう書いてみると、劇団鹿殺しとか、毛皮族(なんだかんだいいながら1回しか観てないけど)みたいだけど、この2つに比べてクロムモリブデンは洗練されているので、結果としてキレイには見せられているけど、勢いは感じられない。もっとアングラっぽい集団かと思っていたが…。
 音楽の話をすると、この劇団は歌モノを使っている割にそれがうまいことはまっているので、やっぱり音楽好きなのではないかとか思った。今回のオープニングと、家庭教師と小学生が2人で逃げ出し、警察がそれを追いかけるシーンで使われていた男性ボーカルの局が気になったのだけど、なんて曲なんでしょう?使用曲リストとかサイトにあれば良いのだけど。
 あと、どうでもいい話として、森下亮っていう人、加藤啓に雰囲気が似ていると思うんだけど。

【公演データ】(今回はつけてみます)
クロムモリブデン「ボーグを脱げ!」@劇場MOMO(中野)
作・演出 青木秀樹
出演者 森下亮・金沢涼恵・板倉チヒロ・重実百合・信国輝彦・遠山浩司・浅田百合子(エビス堂大交響楽団)・板橋薔薇之介(ニットキャップシアター)・倉田大輔(国民デパリ)
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by turujun | 2005-08-15 12:52 | 演劇

傷だらけの青春

「アダチマミ×無所属ペルリ」
「あだちまみばってんむしょぞくぺるり」と読むらしい。また一つ、声に出して読めない日本語が…。

「まな板の泳ぎ方」アダチマミ×無所属ペルリ@神楽坂die pratze 8月8・9日
「トランポリンで殴り合い」と「まな板の泳ぎ方」の二本立てでした。どちらも凄いタイトルですな。そしてトランポリンもまな板も出てきません。知り合いのUさんがでてきました。
 
 というわけで、そのUさんからのメールで、彼女がこの公演で踊ることを知り、観にいったわけだが、なんだか作品を観るモードに入ることができず、終始「Uさんが出てるなあ…」とか「Uさんヒザ擦りむいてる」とか思ってみていた。特に後半戦では、会場内のエアコンがガンガン効いてきて、ノースリーブの私としては寒いことこの上なく、「チェルフィッチュの『クーラー』の英訳は『air conditioner』だったなあ」とかどうでも良いことを考えつつ、その場を乗り切ったのだった。何であんなに寒くするかなあ、die pratze。まあ、どうしているか全く持って不明になっていたUさんが元気に踊っていたので、よしということで。
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by turujun | 2005-08-10 14:50 | ダンス