MONO「床下のほら吹き男」@吉祥寺シアター
2009年 02月 08日
何となく毎年のルーティンとなっているMONOの観劇。今年は昨年よりひと駅、距離的にはぐんと近くなった吉祥寺シアターでの公演。
前回は5人兄弟の話だったように記憶しているが、今年は4姉妹の話。
ストーリーはというと、もうタイトルそのままの人間が出てきて、4姉妹と、彼女達の住まう古い家のリフォームを請け負ったいんちきリフォーム会社の人々の人間関係を知っちゃ課メッチャかにするという話。
年々ストーリー展開が人に優しくなってきている土田英生の戯曲。今年も昨年以上に優しくなっていた。
人間関係のズレを描いて、ときに笑わせ、ときに戦慄させるのが土田英生戯曲の魅力であり、それを絶妙のアンサンブルで演じるのがMONOの魅力だと思っていた私にとり、その魅力の片方が、年々失われていくように思えてならない。
決してつまらないというわけではなく、MONOのレベルとしては十分平均点なのだが、やはりやさしすぎるというか、親しいと思っていた人間の隠れた一面が表れて軋轢が表面化していき、人間関係に軋みが出て行くさまをちゃんと描くMONOが観たいなあ…と思ってしまう私であった。
土田英生、売れっ子杉?
今年で旗揚げ?20週年。長く活動して欲しい、とも思うけれど。
前回は5人兄弟の話だったように記憶しているが、今年は4姉妹の話。
ストーリーはというと、もうタイトルそのままの人間が出てきて、4姉妹と、彼女達の住まう古い家のリフォームを請け負ったいんちきリフォーム会社の人々の人間関係を知っちゃ課メッチャかにするという話。
年々ストーリー展開が人に優しくなってきている土田英生の戯曲。今年も昨年以上に優しくなっていた。
人間関係のズレを描いて、ときに笑わせ、ときに戦慄させるのが土田英生戯曲の魅力であり、それを絶妙のアンサンブルで演じるのがMONOの魅力だと思っていた私にとり、その魅力の片方が、年々失われていくように思えてならない。
決してつまらないというわけではなく、MONOのレベルとしては十分平均点なのだが、やはりやさしすぎるというか、親しいと思っていた人間の隠れた一面が表れて軋轢が表面化していき、人間関係に軋みが出て行くさまをちゃんと描くMONOが観たいなあ…と思ってしまう私であった。
土田英生、売れっ子杉?
今年で旗揚げ?20週年。長く活動して欲しい、とも思うけれど。
by turujun
| 2009-02-08 15:00
| 演劇