舞台や展覧会など、さまざまな鑑賞活動の記録を綴る。タイトルとの関連はありません。


by turujun
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細川真希「増殖モード」@東急文化村ギャラリー

toi presents 3rd「あゆみ」@駒場アゴラ劇場を観るために、東急文化村前を通りがかって、ふと目に入ったこの展覧会。

時間には余裕があったので、ちょっと見てみようと思って立ち寄った。

細川真希を調べてみたら、GEISAI♯6での銅賞受賞を皮切りに、グループ展、個展で作品を発表、昨年の東京アートフェアでは出展作品が完売したという新進気鋭の画家のよう。

作品の一番の特長はなんといっても、細い貧弱そうな首に支えられたタテに見開いた目と開き気味の瞳孔を備えた大きな顔。アニメやマンガの中のキャラクターのようにかわいらしくデフォルメされたこの顔は彼女の自画像なのだそう。それが、日本や西洋のの名画の中に登場する人物のそれと入れ替わっている絵が何枚も飾られている。

正直なところ、自分自身が名画の中に登場したり、絵がアニメっぽかったりという特徴がはじめに目に付き、その特長部分だけ取り上げるとオリジナリティがある、とはいいづらいな…と思ってみていた。特に、「モナリザ」「最期の晩餐」フェルメールの「青いターバンの女」といった西洋の絵をモチーフにしたものは、どうしてこれをつくったのか?そうすることの意味って何なのだろう?というあたりが、見ていても今ひとつ自分の中に沸いてこなくて、ちょっと表現しがたい気分になった。

ただ、これも売約済のものなのだけど、彼女の絵が描かれた小さな紙をつなぎ合わせてつくったドレスは、絵の可愛らしさとドレスの形の可愛らしさのW乙女感とそこから溢れるもろさと繊細さにすごく惹かれた。

なお、この展覧会の絵は、このブログによると、ほとんどが初日完売だったらしい。

見た限り、確かにアートとしては一点モノであることを考えると決して高くはないかもしれないが、それでも小さいものでも20万、大きいものであれば50万円を上回るので、決して安いお買い物ではない。
にも関わらず、初日に「これ買うわ」と買える決断力と経済力。どっちもうらやましい。

とりあえずこれだけはいえる、ということ。わたしは絵に関しては、新しいアーティストの作品を見る感受性が足りないみたい。

【余談】こちらのブログに、私がいいなーと思ったドレスのオブジェの画像を含め、作品の画像がたくさん載っています。
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by turujun | 2008-06-24 18:00 | アート