チェルフィッチュ「フリータイム」@スーパーデラックス
2008年 03月 16日
チェルフィッチュの新作「フリータイム」を観てきた。感想は後程。
写真は公演とあわせて青山ブックセンター六本木店で設置されている岡田利規本コーナー。
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最近のチェルフィッチュの作品は、「三月の5日間」以降、意識的に社会、なかでも同年代の人達が置かれている状況を作品の中に明確に織り込み、映像を駆使したり、セットが凝っていたりと情報をぎゅうぎゅうに詰め込むことが多かった。だが、今回の「フリータイム」は、脚本そのもの、舞台装置、照明はかなりシンプルであり、セットは地中に7割がた埋まったイスとテーブルだけ。そんななシュールかつ限定された空間のなかに、舞台上の役者と物が作りあげる世界は確固たるものでありながらも繊細で、ゆえにいつのまにか見入ってしまった。
by turujun
| 2008-03-16 14:00
| 演劇