舞台や展覧会など、さまざまな鑑賞活動の記録を綴る。タイトルとの関連はありません。


by turujun
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コペンハーゲン@新国立劇場小劇場

最近は、毎週1回観劇するぐらいのペースになっている。去年までは、最低毎週2本は観ていただけに、ずいぶんと、ペースが落ちているうえ、新しいものへ飛び込む勇気が減ってきているような気がする。
といっても、観たことのないものは、新しいものも古いものもまだまだたくさんあるのだから、飛び込むべきものはいくらでもあるはずだ。


で、今回は、あまり飛び込んでいる感はないものの、初見の「コペンハーゲン」。何が初見かといえば、戯曲も演出も舞台に出ている村井国夫もだ。

3人による会話劇。3時間という上演時間に少々おののいたものの、実際観ていたら、時間の流れが気にならないくらい、面白く見ることが出来た。

この作品は、第二次世界大戦中のコペンハーゲンで実際にあった、当時最先端の研究をしていた二人の物理学者の会談についての物語。その日のことを、死後、魂となった二人とその妻が三人で「あのとき」のことを再現すべく、いろいろ試みる形で進んでいく。
史実を丹念に調べ上げ、その事実とそれらの係わり合いの間に潜んでいるであろう心の動きや思いを想像の力で作り上げている戯曲にまず驚き。それをシンプルな舞台の上で、ほとんど出ずっぱりで演じ続ける役者三人もまた良い。派手な場面転換も、大げさな演技もなしに、ときに緊迫し、時に和らぐ、場面の空気を自在に変えて作品世界を展開していた。

…そんな中で、惜しむらくは、肝心の場面で一瞬かんでしまった某氏であろう。ちょっと残念。
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by turujun | 2007-03-10 13:00 | 演劇