宇宙猿
2005年 05月 07日
王子小劇場のメールで知った「宇宙猿」を観た。脚本が以前から観てみたいと思っていた西田シャトナーというのが観劇の決め手だった。
この作品のポイントは、やはり脚本だと思う。一人の男が目覚め、記憶をなくしていることに気付くところから始まり、さまざまなゲームをするなかで、そうする理由が明らかになるのだが、それが思いもかけないような哲学的なテーマへと発展していくあたり、本当におもしろかった。このテーマであることが、この作品がマンガチックにならなかった一番の理由ではないかと思う。
それを演じる役者は、関西の役者三人ということもあり、はじめはそののっけからのハイテンションな演技に若干引いたが、話が進むにつれ、ハイテンションなだけではない緩急のきいた表現ですっかり引き込まれた。特に、半ばから後半にかけて、ピンスポットの中で顔の表情だけで見せる場面は、「何が起こるの!?」と息をのんで観てしまうほど、緊張感に溢れていた。そんなわけで私的には、西田シャトナー作品を観られたこと、そしてそれが面白かったことに満足したのだった。
この作品のポイントは、やはり脚本だと思う。一人の男が目覚め、記憶をなくしていることに気付くところから始まり、さまざまなゲームをするなかで、そうする理由が明らかになるのだが、それが思いもかけないような哲学的なテーマへと発展していくあたり、本当におもしろかった。このテーマであることが、この作品がマンガチックにならなかった一番の理由ではないかと思う。
それを演じる役者は、関西の役者三人ということもあり、はじめはそののっけからのハイテンションな演技に若干引いたが、話が進むにつれ、ハイテンションなだけではない緩急のきいた表現ですっかり引き込まれた。特に、半ばから後半にかけて、ピンスポットの中で顔の表情だけで見せる場面は、「何が起こるの!?」と息をのんで観てしまうほど、緊張感に溢れていた。そんなわけで私的には、西田シャトナー作品を観られたこと、そしてそれが面白かったことに満足したのだった。
by turujun
| 2005-05-07 21:37
| 演劇