舞台や展覧会など、さまざまな鑑賞活動の記録を綴る。タイトルとの関連はありません。


by turujun
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collol「あのままでそのままでこのままでかみさま」@BankartNYK

最近、駅から少し距離がある劇場に行くとなると、たいてい時間ギリギリになる。今回も桜木町から歩いて行ったのだが、場所を勘違いしていたため、開演ギリギリの劇場到着となった。
さて、今回の会場、Bankart NYKホールは、もとは日本郵船の倉庫を借りたものらしい。なのでホールの真ん中には太い柱がどーん!と立っている。要はここで作品を上演するとなると、この柱の存在は避けて通れないのだが、今回、COLLOLは、座席と上演スペースをはっきりと切り離さず、劇団スタッフが観客に「お好きなところでご覧ください」と案内する、という形を取った。たいていの人は壁沿いのよろしいと思われる場所に座るなり立つなりして自分の場所をキープするのだが、中には柱の前に場所をとる強者もいた。
(なお、この柱の前で観劇した方は、役者に上演中に「正直ウザいんですよねー(笑)」といじられていた)

この作品は、HPによると旧約聖書の「ヨブ記」をもとにしたものなのだそう。私はこのあたりまったく疎いので、原典を参照してそれに対してこれはどう、とか言えない。ただこれははっきりと言える、男女の関係≒恋愛のさまざまなありようを複数の男女の役者がダンスと詩的な台詞で幻想的に演じているというあたりに、この作品は女性の世界観を体現したものなのだな…ということがすごく感じられた。

ファンタジックな美しさを目指したものなのかな…と思われるのだが、それがあまりに絵空事的すぎていて、かつその美しさは既視感を覚えるものであったがために、作品世界に入りこむこともできなければ、その内容に響くところもなかった。

この感想を書くにあたり、ヨブ記についてググってみたところ、ヨブ記の内容と本作品の接点も良く分からなくなってきた。ヨブ記は原作なのではなく、創り手がつくりたい世界観への媒介にすぎないのでは…とも思えてきた。
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by turujun | 2010-03-27 17:00 | 演劇